フィルムカメラ初心者のPEN EE-2 作例:ハーフカメラの魅力

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OLYMPUS-PEN EE-2とは?初心者におすすめの理由

PEN EE-2は、オリンパスが1960年代に発売したハーフフレームフィルムカメラです。フィルム1枚に2枚の写真を撮影できるハーフサイズのカメラであるため、通常の35mmフィルムで倍の枚数を撮影できるというコストパフォーマンスの高さが特徴です。小型で軽量なデザインも持ち合わせており、気軽に持ち運べるのが魅力の一つです。

初心者にとってPEN EE-2がおすすめの理由は、まずそのシンプルな操作性にあります。露出はセレン光電池による自動露出(AE)機能が備わっており、複雑な設定を行う必要がありません。初心者でも直感的に撮影でき、フィルムカメラ特有の手動での露出設定やフォーカス合わせに悩むことなく、シャッターボタンを押すだけで撮影が可能です。

また、PEN EE-2は電池を必要としないため、電池切れを心配せずに撮影を楽しむことができます。この点もフィルムカメラ初心者にとって安心できるポイントです。

さらに、PEN EE-2のクラシックなデザインは、レトロな魅力を持つだけでなく、実用性も兼ね備えています。初心者がフィルムカメラの世界に入る最初の一歩として、このカメラを選ぶ理由には、簡単な操作性、高いコストパフォーマンス、そして持ち運びやすいサイズ感が挙げられます。フィルム写真の奥深い魅力を気軽に体験したい方にとって、PEN EE2はまさに最適な選択肢です。

PEN EE2との出会い

私は地元のリサイクルショップでPEN EE-2を購入しました。しかしほぼ壊れかけの(巻き取りボタン無い、時々詰まる、フィルムカバー開きやすいなど…)ジャンク品状態でしたので2000円でした。中身を時々ばらしながら頑張って使っています。

今回の作例ではフィルムが感光してしまったものも掲載しております。上手に撮影できたか運の分も大きいフィルムカメラに感光の要素も入ったらそこにもニュアンスが加わるので好みの出来になりました。

PEN EE2で撮影した作例5選:初心者でもこんな写真が撮れる!

それでは作例をご紹介します。フィルムはKODAK UltraMAX 400-135-36枚撮を使用しております。

ハーフカメラの良さは1枚の画像に縦2分割で写真を現像してくれるところにあります。2枚分の写真を連ねて1つの作品になるため、そこに新たなニュアンスやストーリーが加わります。

地面でもあたたかい雰囲気になります。

太陽を直接撮影するとフィルムカメラならではの柔らかな光になります。

ブランコも感光したら淡く新たな表示を見せてくれます。ちなみに幻想でどの写真が組み合わせになるのかは運ですので、好みのペアが生まれたときは少しうれしい。

夜景は街灯の下で撮影すればぎりいけました。これはこれで味がありますが、フィルムカメラは太陽光の元でこそ輝きますね。

こちらも感光によるニュアンスが出ております。

あまり光を入れすぎると天国みたいになりますね。

PEN EE-2での撮影から学び:初心者が感じた魅力と難しさ

やはりフィルムカメラの良さは、光のとらえ方と完成が運にゆだねられているところにあります。撮影時には一生懸命写真のニュアンスや構図を考えるのですが、いざ現像してみたらイメージとは違ったニュアンスで仕上がることがほとんどです。しかしその淡い光のイメージが、撮影した時の意図とは違えどあたたかなニュアンスを生み出してくれます。特に私の場合は内部メンテナンスをしながら使っていますのでカメラ自信とその作品への愛着がハンパないです。

しかしフィルムカメラならではのデメリットとしては、コストがかかるというものがあります。フィルム代2,500円、現像代1,500円。72枚撮影するのに4,000円程度かかります。スマホカメラで無限に撮影することを覚えた我々ではすこし高いと思うかもしれません。

まとめ:PEN EE-2で初心者が感じたフィルムカメラの楽しさ

PEN EE-2は、フィルムカメラ初心者にとって理想的なカメラです。そのシンプルな操作性と手軽さから、初めてのフィルム写真を気軽に楽しむことができます。セレン光電池による自動露出機能のおかげで、複雑な設定を覚える必要がなく、初心者でも安心してシャッターチャンスを逃さず撮影できるのが魅力です。

またハーフフレーム機能を備えているため、フィルム1本で倍の枚数を撮影でき、コストパフォーマンスが非常に高い点も大きなメリットです。フィルムの使い切りを心配せず、何枚でも試行錯誤できるので、初心者が写真を撮る楽しさを最大限に感じられます。正直72枚は無限に感じます。ゆっくり撮影していたら、撮りきるまで半年くらいかかりました。

さらに、PEN EE-2はそのクラシックなデザインと、レトロな雰囲気を持つ写真の仕上がりも大きな魅力のひとつです。フィルム特有の独特な質感や色合いを楽しむことで、デジタル写真とは異なる新たな視点での創作活動を始めることができます。

初めてのフィルムカメラとしてPEN EE-2を選ぶことで、写真を撮ることそのものが楽しいという感覚を再発見できるでしょう。シンプルでありながら多彩な表現が可能なPEN EE-2は、初心者にフィルムカメラの持つ本当の魅力を教えてくれるパートナーとなるはずです。

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