日本一の高さを誇る岐阜バンジー
岐阜バンジーは、日本で最も高いバンジージャンプスポットであり、極限のスリルを求める人々に人気のある場所です。岐阜県美濃市にある新旅足橋(しんたびそこばし)からのジャンプは、驚異の215メートルという日本一の高さを誇ります。この圧倒的な高さは、他では味わえない特別な体験を提供してくれます。ジャンプを前に感じる緊張感、飛び降りた瞬間の爽快感、そして足元に広がる美しい景色—すべてが一生忘れられない思い出となるでしょう。
岐阜バンジーは、その高さだけでなく、周囲の自然環境も魅力のひとつです。四季折々の景色を楽しみながら、スリリングな体験ができるため、観光として訪れる価値が高い場所です。また、安全面でも万全の体制が整っており、国際基準に基づいた設備や訓練を受けたスタッフによってサポートされているため、初心者でも安心して挑戦できます。心に残る冒険を体験したい方にとって、岐阜バンジーは最高の選択です。
岐阜バンジーを飛ぶまでの流れ
1. 体重測定と誓約書の記入
受付を済ませると、まずは体重測定を行います。体重によってバンジージャンプを飛ぶ順番が決まります。続いて誓約書の記入。これはジャンプに伴うリスクを理解し、自己責任で参加することを確認する重要な手続きです。ここでの緊張感が、冒険の始まりを実感させます。
2. ムササビスーツとハーネスの装着
岐阜バンジーのユニークな特徴として、ムササビスーツの着用があります。このスーツは、ジャンプ中の空気抵抗を活かして、ムササビのように飛ぶ感覚を味わうことができる特別な装備です。スーツの装着後、ムササビスーツを身に付けます。この装備一式が、ジャンプ中の安全を確保してくれる最重要項目。スタッフが厳重に装着し、何度も安全確認を行ってもらうため、初心者でも安心して飛ぶ準備が整います。私もこの段階でスーツを着て準備万端という感じが増し、少しだけ心が軽くなりました。
3. ジャンプの説明
装備が整ったら、次にジャンプの説明です。スタッフがジャンプ時の姿勢や飛び降りるタイミングなど、重要なポイントを丁寧に教えてくれます。何か不安や疑問があれば、このタイミングで確認すると安心です。私も、ムササビスーツでの飛び方やジャンプ後の状態の起こし方について具体的に説明を受けたことで、少し落ち着きを取り戻しました。
4. ジャンプ
準備がすべて整い、いよいよジャンプです! ムササビスーツを着た状態で、ジャンプ台の端に立つと、高さ215メートルから見る景色は圧巻。ムササビのように風を切って飛び込む感覚は、他では味わえない特別な体験です。スタッフのカウントダウンに合わせ、思い切って飛び込む瞬間は忘れられません。飛んだ後の達成感は、言葉にできないほどの爽快感でした。
5. 証明書と動画データの受け取り
ジャンプが終わると、ジャンプ証明書を受け取ります。さらにジャンプ中に手首に装着したGoPro動画も提供され、ムササビスーツでの空中飛行の様子を映像として残すことができます。私はこの動画を友人にも見せ、自慢に次ぐ自慢を繰り広げました。
飛んでみて人生について考えた
バンジージャンプを飛んだ経験がある人がみんな口を揃えて言うことがある。飛んじゃえばあとは楽しかった、一歩踏み出す勇気があってよかった。足がすくむ恐怖に勝ち一度宙に身を投げ出せさえすればあとは重力と風が運んでくれる。10秒後には谷の底で360度から緑のマイナスイオンと川のせせらぎが包んでくれる。
意外と躊躇わずに身を投げ出せた。いざとなったら色々なことを尻込みしてしまう私にとってはそれが驚きだった。洋楽が爆音で流れるバンジージャンプのスタート台は地上462m。地上は遥か眼下にある。さっき会った人に命を預けるロープを巻いてもらってさっき会った人のカウントダウンが始まる。岐阜バンジーは普通のバンジージャンプと違ってムササビスーツを着るので、ジャンプ台を蹴って頭から飛ぶことで風を全身に浴びられる。宙に浮いたあとは地面がどんどん近づいてくる、と当時に橋が遠ざかっていく。爆音で流れていたはずの洋楽は全く聞こえなくなる。
走馬灯は、人が命の危険を感じるとなんとか生き残る術を探そうと今までの記憶を全力で思い出すものだという説がある。宙を舞う私、これは走馬灯に近い感覚があった。眼下に広がる森の木の葉っぱ一つ一つが鮮明に感じた。自分の脳が視覚情報から生き残る術を探しているのだろうか。もし私がゴキブリだったらこのタイミングで自分が飛べることに気づくのだろう。
世界がスーっと遠くなる感覚になった。小学校の授業を自分だけしばらく休んで、みんなが自分の知らない3桁の引き算をやっている。乗っているバスはもう出発してしまっているのに、自分ひとりだけまだ駐車場にいる、そんな感覚だ。世界が自分を置いて進んでいく。
私は世間的には敷かれたレールを走っているような人生を歩いてた自覚がある。このあとも人生に大きな進展はないなとどこか諦めの色が薄っすらと出始めていた。が、いざ私一人隔離されてあなたの人生はここまでですお疲れ様でしたと言われるのは困る。知り合いも含めた世界丸ごとが乗った列車が勝手に次の駅に行かれるのは淋しい。まだみんなといっしょにいたかったなと純粋な感想が出る。
その瞬間、地面の速度が止まる。どうやらゴムが伸び切って下限までたどり着いたようだ。さっきまで遠くに離れていったみんながいる橋が近づいてくる。ゴムにかかったテンションと近づいてくる橋がまだ生きてていいんだよと教えてくれる。
明日からは自分のやりたいことに忠実に生きたい。当然今ある生活や仕事はなおざりにしてはいけない。しかし、自分がこのままのレールの上で人生を終えるとして確実にやり残したと感じることは多いだろう。週に一度でもよい、自分が今週やりたくてもできなかったことをメモに書きたい。次の週に、その週が人生の最後の週でもよいと思えるくらいそれらにトライしたい。自分の生きたい人生が見つかるまでこの個人ブログRYOTRAVELも使わせてもらおう。
急にしゃべりだしてどうしたと思ったそこのあなた、正解のリアクションです。